50歳のシングルマザー、婚活アプリで14人目の奇跡[12人目の出会い]

皆さんこんにちは
50歳になる年に離婚して
婚活アプリで未来に
つながる出会いを手に入れた
むくむくです
そんな私も、始める前は
「50歳からでも婚活アプリってあり」って
不安で胸がいっぱい
でも、思い切って登録してみたら
シングルマザーの私でも
そこからまさかの14人と出会う展開に!!
メッセージのやり取りにドキドキ
実際に会う前夜は毎回ハラハラ・・・
そして、時には傷ついたり
ガッカリすることも
そんな中”この人かも・・・”と思える
未来に繋がる出会いが待っていた
この記事では、50歳のシングルマザーの私が
婚活アプリで経験したリアルな出会い
トラブル、嬉しい瞬間まで赤裸々に
シェアします
「もう恋愛なんて・・・」と思っている
あなたにこそ読んでほしい!
50歳からの婚活、全然遅くないです!!
”桔平”に似ている人、いたーー!!
48歳
経営者
年収 600~800万
ーーー
プロフィールの”似ている有名人”の欄に
書かれていた”椎名桔平”その一文を見た瞬間
胸の奥が、ほんの少しだけざわっとした。
・・・いやいやいや。
嵐よ、嵐(笑)。
だって私
20代の頃から、めちゃめちゃ大ファンなんだもの
もっと言っちゃえば、当時付き合っていた
”イケメン彼氏”にも激似だったから
尚更なの
あの出会いこそ、運命だったなぁ・・・
(遠い目をする、むくむく)
ーーー
福山雅治名桔平。
まさに瞳に嬉しい眼福だったドラマ
つかまた逢える
「えっ!?この人誰!?」
キュイーーンと
ハートを撃ち抜かれたのが
画面越しの”桔平”だった。
そしてそのドラマの、オンエアから数日後
参加した合コン(笑)で
恋に落ちたのが、あの元彼。
頭の中では、広瀬香美の
マンスの神様鳴り響くーー。
(以下、あの曲の世界観にしばし浸る)
今夜飲み会 期待している
友達のぉ、友達に〜
目立つには〜ど〜うぉ〜したらいいの〜
一番の悩み〜〜〜
性格ぅ〜良ければいい
そんなの嘘、だと、思いませんかぁ〜?
Boy Meets Girl
幸せの予ぉ〜感 きっと誰かを感じている〜〜〜
Fall In Love
ロマンスの神様〜 この人でしょうか〜
はぁ〜〜〜。
良き時代だったなぁ。
ーーー
桔平に似ていて彼を好きになったのか
彼を好き過ぎて、桔平の大ファンになったのか。
正直、もう分からない。
でも、とにかく
私にとっては桔平は特別なの
そんな桔平に、似ているなんて・・・。
(世の中に似ている人が3人いるって言うし)
まさか、と思いながらも
””もし本当に似ていたら・・・。”
そんな妄想で頭がいっぱい(笑)
ーーー
そんなLさんのプロフィール写真は
どう見ても20代頃のもの。
整った、可愛らしい顔立ち。
(桔平のキリッとした顔に、生クリームと
ラズベリーソースをたっぷりかけた感じ。笑)
これを大人に熟成させたら、桔平風になるのかな?
どちらにしろーー
”イケオジ”には間違いない。
だって、桔平に似ているって言われるんだもん
もう
かっこ良い以外の選択肢、なくない?!
ーー
こんな感じで
ずーーっと桔平の大・大・大ファンな私。
舞台挨拶には
4時間前から並んで前列をGET!
なのにーー
私が陣取った左前列とは逆の
右側から登場する桔平。
ガーーン(涙)
右側の客席に向かって
ピースサインで答える姿を見て
私は立ち上がり
「こっちも見てーー!!」
・・・って叫んでいた。
や、やばい。
私、何しているのぉ〜(汗)
当時はスマホなんて無いから
手にしていたのは
使い捨てカメラ”写ルンです”。
それを握りしめた私に向かって
桔平は”満面の笑顔でピースサイン”
周囲の桔平ファンからは
「笑顔の写真が撮れた!ありがとう」と
感謝され
同じ舞台に立っていた
中尾彬さんやさとう珠緒さんには
笑われるーーという
おまけ付き(笑)。
ーー
そんな桔平に似ているなんて・・・。
画面越しでも伝わる、大人の色気。
言葉少なめなのに
全部包みこまれそうなオーラ
婚活なのに。
条件を見る場所なのに。
年齢や年収よりも先に
その一行が、私の心を掴んでしまった。
”似ているって・・・どのくらいなんだろう?”
期待しすぎないように、そう思いながらもーー
「いいね」を押す人差し指には
めちゃめちゃ力が入っていた。
小さな違和感は、会う前から始まっていた
この頃の私は
前回の”Kさんのお話の回”でも触れたように
数人と同時進行でデートをしていた。
正直ーー
心も体も、かなりグダグダに疲れていた。
マリッシュに登録して
そろそろ5ヶ月に入ろうとしていた頃。
まだ
”この人だ”と確信が持てる相手がいないという心の焦りと
(本当は、もう出会っていたんだけどね)
そして五十路の身体は、休日のほとんどを
複数の人との”ご対面”に費やす生活に
悲鳴を上げていた。
朝起きるたびに、体は重く、片頭痛を抑えるための
ロキソニンは、もう手放せない。
誰と何を話したのか、どんなやり取りをしたか。
頭の中が、少しずつ追いつかなくなっていた頃ーー。
(メモは残したけどね笑)
ーーー
約束の日が近づいたタイミングで、目の端に
一瞬ピキッと引きつるような痛みが走った。
・・・あれ?
この感覚・・・やばい(汗)。
慌てて鏡の前に走る。
やっぱり!!
白目の大部分が、絵の具を塗ったみたいに
べったり赤くなっているっっ!!
結膜下出血・・・
(白目の血管が切れて赤くなるやつ)

な、なんでこのタイミングなのよぉ〜(泣)
そう。
以前から私は、疲労が溜まると
これを繰り返してしまう。
めちゃくちゃ免疫力が落ちている
身体からのメッセージ。
痛いわけでも、病気というわけでもないけどーー
とにかく、見た目が怖い!!
一度なると、赤みが引くまで1週間はかかる。
これは・・・
1度キャンセルして、延期をお願いするしかない。
ーーー
申し訳ない気持ちで連絡すると
Lさんは、あっさり了承してくれた。
・・・えっ。
それはそれで、ありがたい。
ありがたいんだけど・・・
どこか、拍子抜けするほど淡々としていた。
ーーー
メールのやり取りも、
Lさんから積極的に来ることはほとんど無い。
私から送れば、三日後くらいに返ってくる。
そんなペース。
”来たから返す”
そんな温度差が、画面越しにも伝わってきた。
この段階でのLさんの熱量は、正直かなり低め。
だから私は、
このままフェードアウトされるんじゃないかと
少し焦っていた。
ーーー
それでも
なんとかもう一度、会う約束を取り付けた。
場所は、Lさんの最寄り駅。
普通なら
中間地点を提案してくれるのだけどーー
ここにも
「俺に会いたいなら、ここまで来れば?」
そんなLさんの強気さが、ちらっと見えた。
胸の奥で
小さく、でも確かに、何かが引っかかる。
”あ・・・違う”
言葉にはならないまま
そんな感覚だけが、じわっと広がっていった。
ーーー
改札を出た、マクドナルドの前で
私は何度も、周囲に視線を走らせていた。
写真で見た
あの”可愛らしい顔”に年輪を重ね
渋く色気を増した”桔平”の姿を探して。
・・・でも、いない。
似た雰囲気の人すら、見当たらない。
”もしかして、駅の反対側だったのかな?”
そう思ってスマホを確認した、その時。

・・・むくさん?
声を掛けられて、振り向いた。
そこに立っていたのはーー
まったくの別人だった。
・・・誰?
(マッチングアプリあるある笑)
一瞬、本気でそう思った。
写真の面影を、必死に探してみる。
目?
鼻?
輪郭?
・・・うん、ない。
肩まで伸びた長髪
そして、後ろを向いた瞬間に気付いた
後頭部の、大きな薄さ。
あ、
そっちの方向に変化したのね・・・。
頭の中で
そっと写真と現実を重ねてみる。
“20代の写真を、30年熟成させたのがこれ・・・?”
いや、待って。
桔平は”熟成”しても桔平だ。
これはーー
完全に別ジャンル。
ーーー
胸の奥で
また小さく何かが引っかかる。
でも、
それを表に出すほどの決定打でもなくて。
私は反射的に笑顔を作っていた。
ーーー
Lさんが
じっと私を見つめていることに気付いた。
私も

ん?
と見つめ返す。

あ・・・ううん。
遠いから疲れなかった?
ここまで来てもらって、ごめんね
とりあえず、どこか入ろうか
そう言って
自然に歩き出すLさん。

・・・って言っても
駅前”庄屋”くらいしかなくて
もっと色々ある駅にすれば良かった

いえいえ。
私、居酒屋メニュー大好きです。
いろんなジャンル食べれるし(笑)

ありがとう
好きなもの、いっぱい食べて
意外にも、ちらほら振り返りながら
歩幅を合わせてくれる。
ーー
お店に入って、席についた瞬間

今日は来てくれてありがとう
好きなもの頼んで
そう言って
当たり前のようにメニューを渡してくれた。
・・・あれ?
メールの時のツンデレ感が、消えてる?
一通りオーダーが終わった後
また、じっと私の顔を見ている。

なんですかぁ〜?
プロフィール写真と感じが違って
ショック受けてますぅ〜?(笑)
ーーそれは私の方だよ!!と心で突っ込みながら
ちょっとおどけて言ってみた。
(あ、Lさんを養護する訳じゃ無いけど、顔立ちは悪くなかった
ただ・・・桔平には一ミリも似てない涙)

いや、逆!!
写真より、実際の方がいいと思って!
少し顔を赤らめて言うLさん。
・・・まんざら嘘じゃないのかも。

本当ですか?(笑)
写真のふんわりしたイメージと違って
おもむろにショック受けている人いましたよ

えー!マジで?
俺は、あれ駄目!!
すんげーつまらなそうな女って思った

大人しそうだし
こっちから会話振らないと喋んないみたいな・・
正直会うの面倒くさいって思ってた
・・・まじか!!

そうなの?・・・でも
それはい言い過ぎでしょ〜
本人、目の前にして(笑)

ごめん、ごめん。
でも、マジで面倒くさいと思ったんだよ
だから会う場所を
俺の最寄り駅にしたら
断ってくると思ったら
来るって言うからさぁ〜
ビックリしたよ
そう言うことか!!

でも、来てくれてありがとう
本当に、会えて良かった

それは、良かったです(笑)

今度は、俺が
むくさんの方に行くから
今日は本当にごめん
ーーー
私、今更ながらに気付いちゃったんですけど!!
私の載せたプロフィール写真でも
見る人によって、印象が真っ二つに分かれた。
写真・・・ふんわりたぬき顔
実物・・・シュッとしたキツネ顔
なるほどね
柔らかな、可愛らしい女性を
求めてきた人には、受けが悪かったんだ。
どうやらLさんは、キツネ顔がOK側ね。
えらく気に入ってくれて
話も楽しく和んでいた。
だからーー
ずっと気になっていた
”あれ”を聞いてみた。

ところで、プロフィール写真って
いつ頃のものなの?
雰囲気だいぶ違うよね

あー、20代の頃の。
それを加工しまくったやつ

えっ!?加工したの?

すんげーしてる(笑)
・・・悪びれもせず、楽しそう。
あまりにも潔くて
逆におかしくなって、笑ってしまった。
ーー

桔平に似てるって
いつ頃言われたの?

いつ頃だっけなぁ〜
一度だけ言われたことある
一度だけかーーい!!
まぁ、確かに
奥二重で切れ長で、分類的には、同じ・・・かも?
でもさ。
一度言われたくらいで
”似てる”とは言わないよね(笑)
ーーなのに。
なぜか、憎めない。
変に繕わない、この感じ。
ーー
店員さんが伝票を持って来て
テーブル会計の時も、当然のようにさらりと引き受けた。
男気がある。
奢る・奢らない、そういう話じゃなくて。
”当然”の顔をしているところが
大人な男性だなぁと感じた。
写真との差で、一気に下がったテンションが
ほんの少しだけ持ち直す。
・・・まぁ
中身はこれから、だよね。
そう自分に言い聞かせて
私はキンキンに冷えたビールに、口をつけた。
ただ楽しく飲んでいただけ、のはずだった
2度目のお誘いは
Lさんの方からだった。
しかも今回は

次は、むくさんの
近くの駅にしよう
なんて、ちゃんと”歩み寄り”まで見せてくれる。
正直、ちょっとだけ嬉しかった。
でも同時に
頭の中では別のことを考えていた。
近場の駅はーー
この後、お付き合いすることになる
Kさんの会社がある場所だったり。
さらに言うと
私が一人で勝手に
”甘えさせてくれるお兄ちゃんキャラ”
と盛り上がっていたのに、結果、全く違った
(しかもわりと雑に扱われた)
Jさんとの”お決まりデートコース”でもあった。
・・・万が一の遭遇。
考えただけで、胃がキュッとする。
なので
やんわりと理由をつけて
前回と同じ駅にしてもらった。
ーー
当日。
前回と同じように、肩肘張らない、気軽な空気。
恋人というより”仲の良い同僚”
その表現が、一番近いかもしれない。
そんな距離感が、私には丁度良かった。
お互いの近況を話して、他愛ないことで笑って
お酒も進んでいく。
”あれ?この人、以外に楽しいかも”
・・・だけど。
だけどね。
もう、自分の気持ちは、はっきりしていた。
Lさんと付き合うことは、ない。
楽しいけど、特別な感情じゃない。
今夜で終わりにしよう。
会話を楽しみながらも、心の中では
”帰るタイミング”を探していた。
ーーー

・・・ねぇ
少しトーンを落とした声で
Lさんが言った。

付き合ってみない?
・・・え?
今、なんて?
やってしまった。
帰るタイミングが、遅かった!!
嬉しいとか
嫌だとか、その前に・・・
胸に浮かんだのはーー
たたひとつ、戸惑い。
ーーー
でもLさんは
深刻な顔でもなく、勢い任せでもなく。
まるで
「一緒にランチ行く?」
くらいの軽さで、そう言った。
その温度感が、逆に判断を鈍らせる。
”・・・まぁ、付き合ってみないと
分からないこともあるよね”
そんな考えが
頭をよぎったのも、事実なんだけどね。
”ただ楽しく飲んでいただけ”
のはずだった夜は、いつの間にか
次のステージに進もうとしていた。
それが
自分のペースではなく
Lさんのペースで進んでいる
ということに・・・
私は、この時ようやく気づいた
その”正論”に、心がついていかなかった
「付き合ってみない?」
その言葉が私に届く前から
私の中ではもう、答えは決まっていた。
楽しくなかったわけじゃない。
嫌いでもない。
でもーー
”好きになりそう”という感覚が
何処を探しても、見当たらなかった。
だから
出来るだけ角が立たないように
やんわりと濁した。

まだ・・・正直、よく分からなくて
その言葉を聞いた瞬間
Lさんの表情が、ほんの少しだけ変わった。
ーーー

でもさ、付き合ってみれば
すぐ分かるじゃん

そんなに悩むことある?
悩む理由って何?

この間もだけどさ
今日、会って楽しくなかった?

俺は楽しいし
また会いたいと思うから
付き合いたいんだけど
一つ一つは
確かに”間違っていない”言葉
むしろ、正論。
でもーー
その言葉が重なるほど胸の奥が
ジワジワと苦しくなっていた。

そう思えない相手と会うのって
ただの時間の無駄じゃん?

じゃー
むくさんは、俺と会ってて
楽しかった?楽しくなかった?
二択でどっち?

二択って・・・
それは・・・楽しいけど

だから
付き合ってみたらいいじゃん
・・・正しい。
でも、怖い。
気づくと
Lさんの目は、少し据わっていた。
口調も
さっきまでの柔らかさはなく
どこか強い。
”説得”させて”押し切ろう”としてる感じ
私は、自分の気持ちを守るために必死だった。
ーーー

・・・ごめんね。
今は、すぐに答えが出せない

もう少し、考えさせて
それは
断りでも、肯定でもない。
ただその場から
逃げるための言葉だった。
Lさんは
少し困ったような顔で
でも最後はーー
”お願いする”ようなトーンで

俺のこと、嫌いじゃないんだったら
一回付き合ってみればいいじゃん・・

それで駄目だったら
その時に考えればいいじゃん
と食い下がってきた。
その時
はっきり分かっちゃったよ
あぁ、違う。
この人は
私の”気持ち”じゃなくて
自分の”納得”する形を求めているんだ。
ーーー
恋愛関係でも
仕事で、お客さんとの営業関係でも
「考えさせて」はお断りの”常套句(じゃうとうく)”
アプリでの出会いでは、特に”二人きりの空間だから”
その場では、申し込みを断りづらい!!
お互いスマートに活用するために大切なのは
- 空気を読む(相手が自分に対しての温度感)
- 返事のお持ち帰り(逃げ場を用意する)

Lさんには、それが欠けていた(涙)
なんとかその夜は「考えさせてほしい」
で終わらせた。
帰り道
胸の奥に残っているのは
ときめきじゃなくてーー
安堵。
条件は、確かに悪くなかった。
経営者で、男気もあって・・・
でも
心が逃げた。
”正論”に囲まれて
自分の気持ちが置き去りにされる感覚。
私はこの夜
Lさんとは、進まない選択を選んだ
第十三の男に続く