50歳のシングルマザー、婚活アプリで14人目の奇跡[11人目の出会い]

muku
むくむく
むくむく

皆さんこんにちは

50歳になる年に離婚して

婚活アプリで未来に

繋がる出会いを手に入れた

むくむくです

そんな私も、始める前は

「50歳からでも婚活アプリってあり?」って

不安で胸がいっぱい

でも、思い切って登録してみたら

シングルマザーの私でも

そこからまさかの14人と出会う展開に!!

メッセージのやり取りにドキドキ

実際に会う前夜は毎回ハラハラ・・・

そして、時には傷ついたり

ガッカリすることも

そんな中”この人かも・・・”と思える

未来に繋がる出会いが待っていた

この記事では、50歳のシングルマザーの私が

婚活アプリで経験したリアルな出会い

トラブル、嬉しい瞬間まで赤裸々に

シェアします

「もう恋愛なんて・・・」と思っている

あなたにこそ読んでほしい!

50歳からの婚活、全然遅くないです!!

その出会いが、すべての始まりだった

ー優良物件だと思った。

だからこそ、この時の小さな違和感を

私はまだ「気のせい」にしていたー

51歳

年収800万〜1000万

不動産会社

私の婚活アプリ生活も終盤に差し掛かってきていた。

慣れてきた事と早く”素敵なご縁を紡ぎたい

って言う気持ちが相まって

何人かと同時にやり取りをしていた時期だった。

前回のお話までに登場してきた

腰パンにシルバーヘアーなHさん(第八の男)

シングルマザーに依存するIさん(第九の男)

三輪バイクのJさん(第十の男)

そして、この頃すでに、次なるご縁の扉をノックするように

何人かの男性が姿を見せはじめていた。

”その中のひとりがーーKさんだった”

正直、Kさんは存在を忘れてしまうほど

印象に残らない男性だった(汗)。

「いいね」くれた中で年収は高い方なのに

”だけど”

他の人に埋もれてしまうくらいプロフィールに特徴がない。

写真の顔もね、わりと好きなタイプなのに

”だけど”

その背景が実家のリビングらしく

テーブルの上は、生活感にまみれてごちゃごちゃ。

しかも家族の後ろ姿が普通に映り込んでいる(笑)

サブで載せている写真も

カフェ”ディオール”のケーキだったり、きっとお洒落なお店で

撮ったであろう、お料理のはずが

何故かすべて”微妙な写り”に収まっている

”とりあえず撮りましたー!”感がすごいの

プロフィール文もね

自己アピールの場所なのに

何故か”ぽっちゃり”

”大食い”のワードだけが目に刺さる(汗)

一言で言うなら

第一印象はーー”野暮ったい”だった

Kさんて”良いかも”って思えた瞬間

”だけど”で打ち消す何かがあるのよ(笑)

だから正直

会うかどうかは、かなり微妙なラインだった

でも、ふと・・・

「もしかしたら正直な人なのかも」

と思った

だって、最初の印象がここまで”普通”というか

”むき出し”なら実際に会っても

イメージが崩れようがない

盛ってない人って、ある意味で安心感がある

(うん。うん)

写真も、プロフィールも背伸びしようとしていない

それって・・・悪くないかもしれない

むしろ、会ったら

プラスになる可能性すらある(お〜

このまま埋もれたまま終わらせるにはーー

なんだか・・・ちょっと惜しい気もした

だから私はKさんとマッチングしてみた

ーーー

K氏
K氏

むくさん、はじめまして。Kです
マッチングありがとうございましす
これから、よろしくお願いします

むくむく
むくむく

はじめまして。むくです

こちらこそよろしくお願いします

ーーここまでは、誰とやり取りしても

だいたいこんな始まり方

でもね

その後の”メールの頻度””内容の質”

相手がどういう気持でマッチングしたのかが

意外なくらい早く分かってくる

取り敢えずマッチングしただけの人もいれば

(こーゆーのは、無視よ、無視!!)

しっかりこちらに興味を持って

真剣に接してくれる人もいる

さらにーー

その真剣な男性陣(彼氏候補)とのこれからが

メールだけで終わるのか

実際に会うところまで進むのかも

1日〜長くても2週間あれば、ほぼ結果が出る

要はね

”メールの続け方”で8割は判断出来る

[信頼感を与えるメールとは?]

相手に信頼してもらえて

好感を持ってもらえるメールの送り方って

実はちゃんと”型”があるの

むくむくが100人以上とやり取りしてきて

嬉しかったこと

失敗したこと

モヤッとしたこと・・・

全部から学んだ”リアルな結論”をまとめるね

交換を持ってもらえるメールの頻度

結論:相手の返信ペースに合わせるのが一番

▼頻度の表

項目ポイント
基本ペース1日1〜3回の自然なやり取り
(合いたいと言われるまでは 無難)
ペース合わせ相手の返信間隔に合わせる
(数時間〜1日)
やり過ぎ注意頻繁過ぎるとプレッシャーを与える
遅過ぎ注意間隔が空きすぎると興味が薄く見える
忙しい日の配慮「今日は返信が遅くなりそうです」と
一言添える
失敗例(むくむく)不安で焦った気持ちのまま送った
メールは逆効果
むく心の声
むく心の声

頻度は”バランス”がすべて

多すぎても少なすぎてもダメで

相手の心地よいテンポに寄り添うこと

信頼につながるよ

好感を持ってもらえるメールの内容

言い換えれば

相手に「この人、丁寧で話しやすいな」と

思ってもらえる書き方があるってこと

▼内容の表

項目ポイント
丁寧な挨拶はじめまして〇〇と申します
・・・など
いいねの理由笑顔が素敵だったので・・・
私も、〇〇さんと同じで
 素敵なカフェ巡りが
 大好きなので・・・
など”良いところ”を添える
プロフィールに触れる趣味・仕事・価値観などに関する
質問を1ついれる
ポジティブな言葉明るく前向きな表現を選ぶ
誤字脱字に注意短文で読みやすく
相手の名前を入れる「〇〇さん、メッセージ嬉しいです」
ねぎらいの言葉「今日もお仕事お疲れ様です」
質問を添えるキャッチボールが続きやすい
むく心の声
むく心の声

相手の名前が入っていたり

プロフィールに触れてくれるだけで

「ちゃんと見てくれてる」って

すごく嬉しくなるんだよね

絶対にNGなメール内容

むくむく
むくむく

むくむく自身も

これやられると嫌だ・・・」

って感じたことも結構あった(汗)

▼NG表

NG項目理由
お金・年収の質問相手が一番嫌うプライベート領域
プロフィール未読質問「仕事何してるんですか?」
プロフィールに書いてあるのに
読んでないのが
バレバレで萎える
不安・焦りの感情をそのまま送る重く感じられ、一気に距離が開く
返信催促の圧プレッシャーでフェードアウト率が
急上昇
むくむく
むくむく

プレッシャー、未読質問、不安のぶつけ方

・・・

どれも相手の心をスッと

引かせてしまう原因に

結論:マッチングアプリって

   ”言葉だけの世界”だからこそ

   小さな配慮や、やり取りのテンポで

   相手の印象がガラっと変わる世界。

   でも裏返せば

   ちょっとしたコツだけで

   信頼も高感度も上がるってこと

さて!

上の表を踏まえてKさんは・・・と言うと

彼のペース、まさかの

”かめ級スローモーション”。

マッチングしても

3日に一度だけ届くのは・・・

K氏
K氏

おはようございます

(はい)

K氏
K氏

こんばんは。おやすみなさい

(はい)

K氏
K氏

今帰りました

(それだけ??)

・・・って、ただの”生活報告”が届くだけ

質問ゼロ、話題ゼロ、感情ゼロ

これはもう、ある意味プロだよね

”会話しない技術”の!!

ーーー

で、悟るよね

むくむく
むくむく

私に興味ないじゃん!!

これで確定

フェードアウトしてくる未来が見える・・・

と言うか透けていた

だからこっちも全力で省エネ対応

むくむく
むくむく

おはようございます

むくむく
むくむく

行ってらっしゃい

むくむく
むくむく

お疲れ様です

むくむく
むくむく

おやすみなさい

この4種類をクルクル回して返信

もはや”朝昼晩の定型ボット”状態(笑)。

でも、だんだん空しくなってくるんだよね。

返したところで会話生まれないし

”私って何やってんだろ・・・”って・・・。

で、ある日ふっと返信をやめた。

そしたら案の定、Kさんの連絡は途絶えた。

3日に一度の”観測”も終了。

むくむく
むくむく

まぁ・・・そうなるよね。

Kさんへの思い入れゼロだから

そのまま記憶の彼方へ飛ばしかけた頃ーー

K氏
K氏

むくさん、こんばんは
忙しいですか?

え?

かめさん・・・戻ってきた!?

しかも1週間越しのタイムラグで?

むくむく
むくむく

あ、いえ・・・

興味ないのかと思って・・・

他に気になる方に

お時間使われたほうが・・・

と、遠回しに”もういいよ”を投げてみたら

K氏
K氏

いえ、むくさんに興味ありますよ
私は〇市ですが、むくさんは?

え、急にどうした!?

かめさん突如走り出す

むくむく
むくむく

私も〇市です

K氏
K氏

同じ市だったんですね
すごい偶然ですね!
駅は〇〇です

むくむく
むくむく

本当ですね、近い

私は〇〇駅です

車で10分以内ですね

スープが冷めない距離です(笑)

ここでまさかのご近所判明

一気に展開が加速する

K氏
K氏

〇〇診療所ご存知ですか?

むくむく
むくむく

行きつけです。〇〇先生が主治医です

K氏
K氏

え!私もです!
薬多めに出してくれないんですよね笑

まさかの診療所まで一致

もう、笑うしかない

でも、ここからKさんのメールが変わった

自分のことを少しずつ話し始めて

こちらにも質問をくれるようになって

”あぁ、この人・・・最初は怖かったんだな”

そんな気配が、言葉の端に滲んで見えた

後から知ったのだけど

前にマッチングした女性がお金目当てで

心底アプリが怖くなってたらしい

それを聞いたとき

「そっか・・・あの、3日おきの素っ気なさって

ただの”興味なし”じゃなくて”警戒”だったのかもしれない」

って思った

少し胸がきゅっとした

むく心の声
むく心の声

上の表より

っ気ないメールや返信が遅くても

 丁寧な言葉使いの場合は

 すぐに切らずぬ様子見て!

(1~2日ではなく、2週間位)

手のペースに合わせる事で

 Kさんの様に”アプリ怖っ!!”

って相手に圧をかけずに安心感を与えられる

そして”ご近所さん”と知った瞬間

Kさんの中で何かが外れたみたいで

一気に距離が縮まった

K氏
K氏

昨晩は接待でした
移動中大雨でした
むくさん、仕事頑張ってください

むくむく
むくむく

接待受けるなんて、なんか凄いですね

5月には会えたら良いなぁ

K氏
K氏

私はそのつもりで
お誘いしますよ
お会いする駅は
〇〇駅と〇〇駅、〇〇駅は
どうですか?

むくむく
むくむく

ご近所だと選択肢が同じで

楽ちんですね〇〇駅で

K氏
K氏

いいですね
近いうちに会おうね
おやすみなさい

最初の

”絵文字も感情も消えた挨拶マン”からは

想像できないほど、言葉に温かみがあった。

期待していなかったKさん。

でも、不器用に、ゆっくり

そしてちょっと怖がりながら、近づいてきたKさん。

気づくと、ほんの少し胸が、温かくなる

そんな始まりだった

ーーー

嘘を纏う男

この頃、世間ではようやく

新型コロナウイルスの”まん防”が明けはじめ

(やっとだぁ〜〜

張り詰めていた空気の緊張が

すぅーと、ゆるむ気配があった。

街には、胸の奥がわずかにざわつくようなーー

そんな微かな高揚をまとった自由さが

そっと戻りつつあった。

そんな時だったなぁ

Kさんと少しずつだけど

LINEも毎日交わすようになって

信頼関係を積み重ねていたのは・・・

K氏
K氏

こんばんは
お疲れ様です
むくさんは、ゴールデンウィークは
お休みですか?

き、来たぁ〜!!

長かった・・・

このお誘いが来るまで(笑)

むくむく
むくむく

1〜3日には仕事なので

4日なら、今のところ大丈夫ですよ

K氏
K氏

では、4日にしましょう

お店のスクショが送られてきた

そこに映っていたのは、お洒落なイタリアン。

・・・う、嬉しい〜

しみじみ胸に沁みる。

これまで出会ってきた男性の中にも

こうして”その時間を楽しむための準備”を

きちんとしてくれる人たちが何人かいた。

まだ会ったこともない”私”のために。

上手くいくかどうかは、おいて置いても

こういう瞬間にふっと湧くこの嬉しさはーー

素敵な出会いを求めて!

勇気を出して!

一歩を踏み出した女性だけが

味わえる小さなご褒美だよね

ーーー

K氏
K氏

4日12時30分で予約しました

K氏
K氏

会う前日に電話で話しますか?

むくむく
むくむく

予約ありがとうございます

会う前に電話いいですね

それはそれで緊張しますけど(笑)

LINE電話でのKさんは、穏やかな口調で

やんわ〜り、ゆった〜り喋る感じ。

・・・うん。悪くない。むしろ心地いい

だけど、その柔らかさの奥に

ふと”違和感”の影がよぎった。

普通ね、会う前の電話って

少しでも距離を縮めておきたいとか

自分のことを知ってもらって

安心感を持ってほしいとか

会う前に慣れておくため・・・って

理由がほとんどだと思うんだけど

なんか、違う!!

K氏
K氏

あ、もしもし。むくさん?
Kです。話せましたね
明日会うの、楽しみにしてます

K氏
K氏

明日は・・・

そんな挨拶と、当日の軽い確認だけで

話が終わりそうな雰囲気。

こちらが投げた、ちょっとした質問も

K氏
K氏

・・・まぁ〜
それは追々

みたいに、サラッと流されてしまって

結局そのまま電話は終了。

通話時間、まさかの6分。

”距離を縮めたい”でもなく

”知りたい”でもなく

こちらの質問にも答えるでもなく

確認だけ済ませてさっと切る感じ。

上手く言えないんだけどーー

その余裕を装った雰囲気の奥で

ほんの少しだけ”距離”を置くような・・・

その時はまだ、ただの慎重な人なんだろうと思っていた

(なにせ、かめさんだしね笑)

けれど後から思えば

あぁ、この”ちぐはぐさ”こそが

Kさんだったんだよね

ーーー

待ち合わせの日は

穏やかに晴れていて気持ちが良かった

Kさんとは駅を一つ挟んだ

お隣りに住んでいるから

もしかして、向かう電車が一緒かも?!

と思うと、車両の中を、それらしい人がいないか

チェックしてしまう(笑)

待ち合わせの駅の改札口を出たところで

LINEを入れた

むくむく
むくむく

着きました

K氏
K氏

着きました
デパート入口の前にいます

数歩、そこを目指して歩き出したら

K氏
K氏

むくさんですか?

むくむく
むくむく

はい。Kさんですか?

い、いい〜!!

写真より実物の方が断然良い

イケオジだぁ〜

K氏
K氏

マリッシュのKです
今日はよろしくお願いします

マリッシュのKって

間違いじゃないけど、面白い(笑)

とっても生真面目な人なんだなって、伝わってきた

K氏
K氏

むくさん、写真のまんまですね
素敵な人で良かった

よ、良かったぁ〜

第一印象で引かれなくて(ホッ)

K氏
K氏

予約したお店は、西口にあるので
こちらです。行きましょうか

むくむく
むくむく

はい

お店は、駅から歩いて5分ほど

ビルの3階にあるそのお店に行くには

眼の前の・・・なんとも言えない

小汚くて狭いエレベーターに乗る必要があった。

大人2人でギリギリ

頑張れば、くっ付かずに済む・・・

かもしれないレベル。

初対面の異性とこの距離感は

正直、メンタルのハードモード。

って思うじゃない?

ただでさえそんな気持ちなのにーー

最初にエレベーターに乗ったKさんに背を向けて

ドアの方を向いて立ったその瞬間・・・

私の背後から、低くてボソッとした声で

K氏
K氏

なんか・・・緊張しますね

ゾワ〜〜〜。

いやいや、その言い方!!

もっとこう、明るく

「いや〜、狭いですね」とか

「狭いけど大丈夫ですか?」とか。

なんでもいいから、後ろからの耳元はやめて~!!

(こ、これは・・・モテて来なかったタイプ・・・?)

と、エレベーターが動き出す前に

謎の察し能力が発動してしまった。

ーーー

エレベーターを降りると

目の前にはこじんまりとしたカウンターが広がっていた。

Kさんは個室を予約してくれていて

席についた瞬間、ウエイターさんが声をかけてくれた。

ウエイター

順に、ご予約のコース料理を

お持ちしてよろしいですか?

K氏
K氏

お願いします

ううう、嬉しい〜

さっきのエレベーターで感じた”あの不安”が

一気に吹き飛んだ。

プロフィール写真と実際の雰囲気が違う。

写真では”ホワーン””ヌボー”とした印象だったけど

実際は目がクリッとしていて、彫りも深い。

なんとなく”竹本孝之”に似ている

うん!!男前。(笑)

それにKさんは、会話も自然にリードしてくれた。

K氏
K氏

むくさんは、お休みの日は
どう過ごしているんですか?

K氏
K氏

旅行が好きって書いてありましたが
印象に残っている場所はどこでした?

ちゃんとプロフィールにも

目を通してくれている。

た、楽しい

これは・・・来たのか?

運命のお相手!!

会話のキャッチボールは、驚くほど自然だった。

言葉を探す間もなく、相手からの質問が返ってくる。

それが、心地よかった。

気づけば敬語もほどけ

話題は少しずつ深いところへ流れていく。

離婚のこと。

アプリでの出会いのこと。

ーーー

K氏
K氏

むくさんは、マリッシュで何人と会ったの?

むくむく
むくむく

Kさんで11人目です

K氏
K氏

えっ!?今まで10人と会えたの?
すごいね

むくむく
むくむく

Kさんは、何人とお会いしたんですか?

K氏
K氏

私は、むくさんが初めてだよ
最初にマッチングした人は
”いくらくれます?”ってお金目当てだったし

むくむく
むくむく

あ、それ・・・他の方も言ってました

パパ活目的の女性もいるみたいですね

K氏
K氏

やっぱりそうなんだ
あとは”いいね”貰ってマッチングしたのに
そのまま音信不通とか

むくむく
むくむく

私もありました

きっと”いいね数”が欲しいだけの人ですよね

真剣な人にとっては

本当に困りますよね

むくむく
むくむく

あと・・・ヤリモクの人もいて

そういう人とやり取りすると

一気に疲れました

K氏
K氏

え〜、それは嫌だね
どうやって見抜くの?

むくむく
むくむく

わかりやすいのは

最初の方のメールで

”体の相性って大事だよね”とか

”会った日に確認しよう”とか言ってくる人です

K氏
K氏

そんなので女性が来ると
思っているのが凄いね

むくむく
むくむく

ですよね

でも、そういう出会いを求めて

登録している女性もいるみたいです

K氏
K氏

え〜、そうなんだ・・・
でも、最初に出会えたのが
むくさんみたいな素敵な人で良かった

むくむく
むくむく

ありがとうございます

私も、今日Kさんにお会いできて嬉しいいです

K氏
K氏

むくさんは、もう沢山の人と出会っているけど
それでも今日来てくれたってことは・・・
まだ”お付き合いしたい”って
思える人には出会えてないんだよね?
どんな人がタイプなの?

この質問をきっかけに

私たちは恋愛観や離婚の原因について

更に深く話すようになった

むくむく
むくむく

雰囲気がある人が好きですね

芸能人だと、昔から椎名桔平が好きです

K氏
K氏

私とは全然違うタイプですね

照れたように笑いながら言うKさん

むくむく
むくむく

でもKさんも雰囲気ありますよ

落ち着いていて、ちゃんと話を聞いてくれて

おっとりした話し方に、包容力を感じます

K氏
K氏

本当ですか?嬉しいな

嬉しそうに笑うKさんを見て

私まで嬉しくなった

むくむく
むくむく

Kさんは、どんなタイプが好きなんですか?

K氏
K氏

可愛らしい人が好きですね
松田聖子が好きで特に”青い珊瑚礁”の頃の
聖子ちゃんが一番好きですね

K氏
K氏

コンサートも行ってましたよ
途中、外国人に走ったときは
ファンやめようかと思いましたけど(笑)

むくむく
むくむく

私も大好きです

可愛らしいのに芯が強くて。憧れます

K氏
K氏

むくさんは、今もやり取りしている人いるの?

・・・えっ?!

こういうのって、正直に言うべき?

同時進行している人もいるし

これから初めて合う約束の人も、あと3人

引かれるかな・・・

でも、付き合っている訳じゃないし・・・

誤魔化して後で辻褄が合わなくなる方が

信頼を失いそうな気もする。

よし!!

誠実に、ありのままで行こう

むくむく
むくむく

そうですね。何人かいます

まだ、これから初めて

会うお約束の方もいます

むくむく
むくむく

でもちゃんと”この人”って決めたら

もちろんその方とだけ

ちゃんと向き合いますよ

ーーー

今なら分かる

この時の会話が

長く、静かに尾を引かせちゃったんだね(涙)

ずっと思ってた

Kさんの深くて重い・・・

自分を”嘘で纏う”事の

キッカケは何処にあったのかって・・・

全てがこの会話から始まっていた

Kさんはきっと

私の言葉ではなく

自分の不安だけを受け取ってしまった

「たくさん会っている」

「同時進行している」

そこから先を、自分の想像で塗り替えて。

ーーー

お互いこの時点で

心の中で惹かれ合っていた。

でもKさんの中では

私はもう

”遊び人の男性に強く惹かれ”て

(過去に浮気癖のある相手と付き合っていた話から)

”複数の男性と遊び続ける女性”になってしまっていた。

話を聞いているようで、聞いていない

ううん。音としては聞いているけど

聴いていない・・・。

人の感情を読み取る事が

恐ろしく不器用で・・・

自分の固定観念でガチガチに凝り固まってしまう

その存在に

このときの私は、気付かなかった。

K氏
K氏

むくさんは可愛らしくて素敵です
一緒にいて楽しいよ

その言葉に、私は簡単に舞い上がった。

やったぁ!!

決まりなんじゃない!ワクワク

私は、能天気に喜んでいた。

K氏
K氏

良かったら二軒目も行きますか?

むくむく
むくむく

私は大丈夫ですけど・・・

Kさん、結構飲まれてますよね?

お顔、赤いですよ(笑)

K氏
K氏

あ、お酒弱いんだけど
飲むのは好きなんだよね
大丈夫、大丈夫(笑)

その笑顔の奥に

もう小さな歪みが生まれていたんだね・・・

ーーー

そして

二軒目。

Kさん、だいぶご機嫌な様子で

K氏
K氏

あー、楽しくなってきた
んふふ

んふふ?

めっちゃ酔ってるじゃん(汗)。

顔は始終ニコニコで

K氏
K氏

むくさん、俺と付き合う?
絶対楽しいよ

K氏
K氏

美味しいお店も沢山連れて行ってあげるし
旅行も良いところ沢山知っているよ

むくむく
むくむく

ありがとうございます

でもかなり酔っているんで

酔っていない時にお願いします(笑)

K氏
K氏

うん。酔ったよね
むくさん楽しい?好きなの頼みな
んふふ

なんか凄いご機嫌な酔っぱらい化してる

そしてよく喋る

K氏
K氏

むくさん、旅行好きでしょ
俺も好き
仕事しているうちは無理だけど
定年後は世界一周行きたいんだよね〜
ね、楽しそうでしょ?
付き合ったら絶対楽しいよ

K氏
K氏

よし、三軒目も行こ

そして

二軒目、三軒目とお店をはしごするうちに

少しずつ違和感が顔を出し始める。

三件目の店先で

順番待ちをしている時だった。

私達の後ろに20代後半〜30代前半位の

若い女性2人組が並んでいた。

Kさんは、その存在に気付き

私越しに、ジィ〜〜〜と見てたかと思ったら

その若い女性に声を掛け出した。

K氏
K氏

何処もいっぱいだったよ
まん防明けで、お酒飲めるとこ少ないよ
ここはお酒出るって!

なんか、モヤッ!!

親切で教えてあげるのにしても・・・

なんか・・・感じ悪っ。

でも、ムッとする訳にもいかないし。

彼女達を見ると

突然、酔っ払いのオヤジに

話しかけられて、二人の会話が中断して

ちょっと”えっ。何!?”って顔してる

若い彼女達

あー、そうなんですねー

ありがとうございます

一人の女性が答えてくれた後も

彼女達をジーと見ながら

K氏
K氏

おねーさん
”ヨガのインストラクター”でしょう
当たってる?
俺ね、仕事柄そーゆーの、当てるの得意なの
んふふ

シーーーン

空気が・・・凍ってる

K氏
K氏

違うの?いい線いってない?
んふふっ
こっちのおねーさんの方は
”アパレルで働いてます”って感じ

頬を赤くして顔の締りのない

オヤジに絡まれて面倒くささ全開の

おねーさん達

むくむく
むくむく

な、なにしてくれちゃってるの?!

一瞬、頭が真っ白になる

隣りに居るのに・・・(汗)

私の立場、無いじゃん

ーーこれ、私が怒る話?

それとも、黙って耐える話?。

一緒にいる私・・・恥ずかし過ぎいる

出来れば、Kさん置いて帰りたい。

だけど

酔う前のKさんに心が動いた私は

”ただ酔っ払ってるだけ”と自分を励ました。

この冷え切った空気を回避すべく

あらあら困った男(ひと)。そんな雰囲気で

”大人の女の余裕”を演じて、助け舟を出す

(したく無かったけどねっっっ!!)

むくむく
むくむく

本当だぁ

おねーさん達、綺麗だから

見える、見える!

むくむく
むくむく

もう〜、ごめんねー

もう2軒ハシゴしちゃって

出来上がっちゃってるね。

会話の邪魔しちゃってるよね

本当にごめんね

って、手を合わせて笑って見せた

若い彼女達

えー!?じゃー、ここ三軒目ですか?

凄い(笑)

K氏
K氏

俺、お金持ってるから
おねーさん達、奢るよ

若い彼女達

あ、どーも

クスクス(笑)

むくむく
むくむく

はい。Kさん順番来たから

店員さんに付いて行って

背中を強く押し過ぎてしまった様で

酔っているKさんは、少しよろけた。

席についても、会話そっちのけで、キョロキョロ

K氏
K氏

おねーさん達、あっちに座ったんだ
隣だったら奢ったのに
俺、そーゆー人。お金持ってるし
んふふ

もうね、Kさんの頭は機能していない

きっと、明日になったら

途中から記憶が飛んでるんだろうなぁ

むくむく
むくむく

Kさん、もう帰りましょう

K氏
K氏

うん。眠い

そして帰り際、トドメが待っていた。

入口で出会ったおねーさん達の席の近くで

K氏
K氏

隣の席だったら、奢ったのに〜!
明日、またここに来る?
来るんだったら俺も来るから
その時奢るよー

おねーさん達には、流石に嫌な顔されて

若い彼女達

はいはい。来ます来ます!

と、軽くあしらわれ

若い彼女達

あれ、やばくなぁい?ウザッ!

コソコソ声だけど、バッチリ聞こえてるってばぁ〜。

さげすんだ視線が痛い。

こーゆー時って

隣りにいる立場の女は辛い(泣)

”大切にされてない女”丸出し

きっと彼女達は

”えー、何であんな男と一緒に居るの〜?

信じられない(笑)”

”私なら、一緒に居るのに、自分より若い女に

声かける男なんて、耐えらんなーい”

”他に男いないからジャーン

可哀想〜(笑)”

って思われてるよっ!!

声なき幻聴が聞こえてくる。

私が彼女たちの立場なら

きっと、何でその男って思うもん。

惨めで堪らない。

あーこんな事なら、二軒目で帰っていれば良かった。

Kさんは女好きなのかな?

ファーストインスピレーションでは

感じなかったのに・・・

”どうか最初のイメージ通りの

人であります様に”

優良物件のはずだった彼に、違和感を覚え始めた夜

次の日。

あれだけのことをやらかして

一体どんな顔で連絡してくるんだろう。

そう思っていたらーー

K氏
K氏

おはようございます。
二日酔いです。
むくさんは大丈夫ですか?
またお会いしましょう。

・・・ん?

敬語に戻ってる。

距離感、バグってない?

しかもだよ。

昨夜、私が隣りに居るにも関わらず

若い彼女達をナンパしていた事は

無かった事になっている。

なぜ?

なぜなんだ?

ーーー

”この人かもしれない”と

浮かれていた、昨日までの私。

すれ違いは

音も立てずに、静かに始まっていた。

ーーー

私と一緒にいながら、若い女性に声を掛ける。

付き合い始めてからも、それは続き

ついには店員さんにまでーー。

料理を運んでくる度

お皿を下げに来る度

K氏
K氏

おねーさん可愛いね

K氏
K氏

おねーさん、ネイル素敵だね

K氏
K氏

学生、大学どこ?

K氏
K氏

あー、あの辺に〇〇あるよね

K氏
K氏

今度、美味しいもの
ご馳走してあげるよ
むくさんとLINE交換しておいて

・・・etc。

手当たり次第、声をかける。

どこかぎこち無くて

どこか必死な、そのナンパ行動。

正直ーー

痛い。痛すぎる。

でも、だからこそ

”無理しているんだろうな”と思えたし

”これが本当の姿じゃない”

どこかで信じていた

ーーー

今なら分かる。あの日の会話が

Kさんの中で歪んだまま残り

不安や疑念となって

ああいう行動として表れていたのだと。

冷静に考えれば、見た目も悪くないし

年収も高い。

いわゆる”優良物件”(言い方、笑)

離婚から10年も経っているのに、未だに空きーー

・・・そりゃ何かしら問題あるよね(だから、言い方、笑)

ーーー

2回目のデートのお誘いまで、1ヶ月、空いた。

LINEでフルネームを聞けば

K氏
K氏

それは次にあった時に

会社の最寄駅を聞けば

K氏
K氏

それは追々

疑い深くて、トラウマの塊で

とにかく癖の強いKさん。

それでもーー

正式に

K氏
K氏

付き合ってくれる?

と、彼の口から告白されたとき。

正直”大変だろうな・・・”とは思った。

思ったけど。

それ以上に、嬉しかったんだよね。

最初に出会った瞬間の

あのュンした、インスピレーションが

私の中で、決定打になっていた。

ーーー

Kさんの特徴はというとーー

女慣れしていないのに

”遊んでいる男”風を出してみたり。

ものすごく嫉妬深くて疑い深いのに

”器の広い大人の男”風を

演じてみたりする、そのギャップ。

元奥さんとの壮絶な離婚で、全財産を持っていかれ

その後は寂しさから、キャバクラ通い。

キャバ嬢に、またお金を吸い取られ続ける

典型的なやつ。

もちろん、そういう付き合いを選んだのは

彼自身だけど。

そこに加えて、元々の性格は、真面目で頑張り屋。

でも、超がつくほど頑固。

優しいんだけど、思い込みが激しくて

”女性はこうすると喜ぶ”を全力でやる人(笑)

(例)

プレゼントはティファニー一択、みたいな。

ーーー

付き合って1年半。

この”呪縛”を解くのにかかった時間。

寂しい思いを沢山した分、信頼が積み重なった先はーー

本当に大切にしてくれる素敵な彼氏へと

成長してくれました(笑)

優良物件のはずだった彼に、違和感を覚えた始めた夜

違和感は、必ず最初に教えてくれる。

そして、その違和感を乗り越えられた時

そのご褒美はちゃんと先の未来で待っていてくれた

ーーー

ーーー

でも、

それはまだーー

少〜し先のお話

第十二の男に続く

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